渚は恋のモスグリーン Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps September 07, 2013 サマーハット、写真撮ったのを今さら載せます。✌<3 白い帽子に青いリボンで、避暑地にいる お嬢さんみたい?!なんだかんだ長いお付き合いで仲良しの、ねむちゃん@usamimimoonにモデル頼みました。可愛い〜。☆きゃ! Get link Facebook X Pinterest Email Other Apps Comments
ヒロインになった日 June 26, 2015 ファンタジーの世界へ 私にとって、日本の外の世界はファンタジーでした。不思議の国のアリス、長くつ下のピッピ、アルプスの少女ハイジ、赤毛のアン……数えきれないほどの物語を読んで育った私は、いつも海外での生活に想いを馳せ、いつか日本を出るその時をずっと夢見ていました。憧れの世界へ行ったなら、私も物語のヒロインのようになれるかもしれない。ううん、きっとそうなれる! 例えば『大きな森の小さな家』の、ローラのような私。朝、ツリーハウスに届くお日さまの光で目を覚まして、小川でそっと顔を洗って、小鳥たちに挨拶。野イチゴを摘んで、裸足でダンスを踊って、星を数えながら眠るの……。でも、『あしながおじさん』のジュディのような私もいいなぁ。全寮制の大学に入って、毎日たくさん勉強するの。お休みの日は仲間たちと街へアイスクリームを食べに行ったり、クリスマスにはパーティに誘ってもらったり……。 どれもこれも、別に日本にいたってできることじゃないか!と思われる方も多いと思いますが、私にとってはまるっきり違う、夢の世界の話でした。そんな私が英語を学ぶことに喜びを感じ、早く日本を出たい、世界を見たいと願ったのは、ごく自然な流れだったのです。 英語に特化した高校を卒業した私は、大学二年生になったら必ず留学しようと決めていました。しかし夢見がちな性格にも関わらず、「初めての海外で留学」は、現実的に考えてどうなのだろうか?と思い、留学前の大学一年生の夏休みに英語圏へ旅に出ることを決意したのです。十八歳、生まれて初めて、憧れの海外へ。しかもその目的は「今の自分の英語力がどの程度なのか知りたい」というなかなかシビアなものだったので、もちろん一人旅でした。両親を説得し、アルバイトで貯めたお金で航空券を買い、ホテルを予約し、VISAを取り、……今思い返すと、その時の自分のアグレッシブさには驚かされます。「いよいよ、海外へ行くのだ」という喜びや、「十八歳にもなったのに一度も日本から出たことがない」という焦り、そして「今まで学んだ英語でどの程度生活できるのだろう」という挑戦的な思いなどが、私の心をモヤモヤと取り巻いていました。しかし不安は全くなく、近づいてくるその出発の日を思って武者震いするような心構えでした。行先はアメリカ、ボストンです。 英語圏ならば国や場所はどこでも構わないと思っていた私に、父の友人がボストン... Read more
11-11-2019 November 11, 2019 彼とは もう丸 3 年も毎日いっしょにいるのに まだ時々 夢みたい、と思う。 男の子も 恋する事も とにかく得意でなかった私が こうして彼と一緒に暮らしている事が ふとした時に とても不思議だ。 もうお互いに慣れてしまって くだらないことで怒ったり怒られたり ふざけたり だめだめな姿もいっぱい見られたし、知ってる。 それでも、彼と出逢う前 ただただ恋に恋してた頃の この絵を描いてた頃の ずっとひとりだった私の気持ちは 未だにものすごく鮮明で、 そして出逢った頃とまるで変わらないくらい 私は彼に恋している。 お互いにイライラしてる時なんかは それが悔しいというか切なくなったりもするけれど 彼と出逢った時から 私の目標はずっと 彼の隣が似合う素敵な女の子でいること、だ。 (そろそろ女の人、だな。) Read more
わたしを連れて January 16, 2018 人で溢れる朝の京浜東北線の中で、わたしはひとりの女性のことを思い出していた。 イギリス留学中に取っていた、土曜の特別授業。初めての、ライブペインティング。ヌードモデルの方を前に、 A1 の巨大なスケッチブックに絵を描いた。(今思えば、ドローイングの授業も取っていたので 老若男女十数人の様々な裸を見た経験があるって、なかなかおもしろいわ。) 私の絵は 繊細な絵を描きたくてもいつもイラストっぽい雰囲気になってしまい、大抵描きながら理想からかけ離れた現実に落ち込んでいた。 いっしょに習う生徒のひとり、いつも部屋の奥で描いている 中年の大柄な女性 金髪で眼鏡をかけた、優しい瞳をした女性の絵が、私の理想だった。 とても繊細で、優しくて、上品で、こんな風に描けたらとびきり自慢したい!と思ってしまうような素敵な絵を、毎回、毎回仕上げていて。 授業終了前にそれぞれの作品を閲覧するとき、私はいつも彼女の作品に感動していた。 彼女は一言も喋らなかった。土曜の特別授業は大人の方々ばかりで 皆静かにこの時間を楽しんでいたけれど、彼女が他の人と話しているのを聞いたことはなかった。 1 番最後の授業の日、先生に感謝を伝えて 大好きだった教室を出ると 偶然彼女もそこに立っていた。爽やかな風の通る、気持ち良く晴れた 3 月の午後。 彼女の名前は、カトリーナだったかしら?名前を呼んで、振り返った彼女に 私は彼女の描く絵が大好きだったと伝えた。 カトリーナはにっこり微笑んで、「 Thank you 」と小さな声で私に伝えて、手を振って離れていった。 彼女の声は、男性だった。 ~~~ 私は、日本でも絵を習ったことが一度だけある。小学校 2 年生のとき、 5 人くらいしかいない小さな絵画教室へ 1 年間だけ通った。 子供の頃の私は、先生や親に迷惑を散々かけたある意味問題児だったが、その絵の教室はわりと好きだった。 でも覚えているのは、その教室で一言も話せなかったのだ。 他の子供たちや先生に絵を褒められたりしても、なぜか何も話せなかった。話せない分、ものすごく一生懸命絵を描いた。家に帰ると、お母さんに描いた絵を見せながら こんな風に褒めてもらったのだときゃっきゃ... Read more
Comments
Post a Comment