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小さな頃から、宮崎あおいちゃんが好きだった。世界で1番可愛い、天使みたい!って思ってた。今も思ってる。

ただひたすらあおいちゃんが好きで、お父さんと本屋に行ったときに彼女の本を見つけると、写真集みたいな感覚でねだって買ってもらってた。

『the+me』『祈り』『足りないピース』『足りないピース2』

書いてある内容はよくわからなくても、あおいちゃんが見たくて何度も何度も読み返してた。彼女は私の永遠のミューズの1人だ。


私は大学生になって、4カ国を旅して夢だったイギリスへ勉強しに行って、日本に帰ってきた。気づけば今、私があおいちゃんに憧れ始めた頃の彼女の年齢も追い越してしまった。

日本を出た私は、生まれて初めて考えることが多すぎて、それまでの私からまるで変わってしまった。

日本の普通の女の子が生まれて初めて1人で世界に出て、ホームシックは勿論、住んでた場所が田舎だから、アジア人・日本人として一部の人には熱烈に好かれたり、逆に心ないことを言われたり。初めは話してることも話し方もわからなくて、空気になったようだった。一人の夜はよく泣いてた。

そんな一人の女の子の心に寄り添ってくれたのは、映画・音楽・本・絵・・アートだった。薄っぺらいものじゃない、創り手の愛がいっぱいいっぱいつまった作品。それらが私を救ってくれた。
だから、私もそれらを生み出す一人になりたいと思った。これが2013〜2014年。

2015年になって、就活生になって、自分の生き方をすぐには決められなくて、すごくもがいて苦しんだ。企業説明にいくつか行っても、「なぜ」その商品を作るの?ターゲットにしてる相手とかブランドイメージとかはどうでもよくて、私がしたい物作りはそんなんじゃなくて…でも家族のためにも働きたい。でも、でもって勝手に苦しくなって嫌になってた。

そんな中で、友達の影響や周りの大人との関係の中で、途上国で物作りをする人々の事をよく考えるようになった。ふと宮崎あおいちゃんの事を思い出した。何度も何度も読み返した彼女の本はどれも、その問題に触れた物ばかりだった。気づかないうちから、子供の時から身近に知っていた事だった。

今までその本やその他の文章・写真、人の話でしか知らなかった世界。でも「the true cost」という映画を観て、初めて映像でその世界を知って、もう目を背けられなくなってしまった。それからまた本を借りたりインターネットの記事を読んで、改めて考えている。

でも、そうゆう問題に取り組む団体って沢山あるけれど、私は1人のアーティストとして、作品を通して関わっていきたいな。今はまだ私なんて誰にも知られてないし、実際作るものだって全然まだまだだ。それなのに作品に込める想いだとか、更に昨年からは世界の事とか考えて、勝手に悩んで、この日本の東京の小さな家でひとり、勝手にスランプになったりしてた(笑)

高校生の頃とかは、何も考えずひたすら物作りが好きで楽しくて、それだけで世界がキラキラして見えたんだ。その頃の私には、戻りたくても戻れなくなってしまった。でも、物作りにおいていろんな気持ちがつきまとって苦しくても、やっぱり作りたい。自分の愛することで周りを幸せにしてる人達って、最強だと思うし、そうなりたい。そして守りたい人や物の存在にも気がついた私は、大人になったんだと思う。

(世界の事とか自分の物作りにすっごい苦しいくらい悩むのに、同時に、家族と普通の日常さえ送れたらそれだけで最高に幸せって思う自分もいる。その2つはすごくギャップがあるようだけど、同じくらい大切だと思う。)


今は、どんな道に進んだって、作品を作り続ける自信がある。だけど、日本に帰ってから思っていた「今私は東京を選んでここで生きてる」という感覚が薄れてきていて、(意外と地に足ついてる性格だからフラフラする気はないんだけど、)どうせ働くならもう一度、短くていいから海外に行きたいと思ってる。イギリスで1つだけやり残した事があるんだ。お父さんに正直に言ったら、家族と仕事に縛られてない今、今しかないんじゃない?と言ってくれた。それと、今悩んだりしてる世界の事実も、ちゃんと自分の目で見たいな。2016年、学生を卒業する。でも世界はまだまだ知りたい事でいっぱいだ。働く事でいよいよ色んな面で自立して、社会も学びながら、もっといい作品を作れるようになりたい。でも、うまく言えないけど、作品を作ってお店で売りたいとかの欲は本当になくて、ただ私の作るもので、1人でもいいから、世界のどこかの女の子を笑顔に出来たら最高だ✌︎

昔見てた宮崎あおいちゃんのCMは、好きなものがいっぱいある。東京メトロとか、earthとか・・。これはその中でも、1番に好き。このCMを見て感じる気持ちは、当時からずっと変わらない。



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