1年前のわたしは

大学の図書館でひとり座り込み文章を書いていた。
夜に開催される田村セツコ先生のお誕生日パーティーまでの時間を、1ヶ月後に迫った卒業後への不安を、埋め尽くすように文字を書いていたの。

「"学校"という大きな軸はなくなり、自分で生きていかないといけない。でも、21年間生きてきた中で"絵を描く"事がいつの間にか私の軸になっていた。

"ものづくり"に対して、考えすぎることもある。でも、自分の愛する事で人を幸せにするって決めたんだ。私の大好きな方々と同じように。

描くよ。たくさん描く。もう迷わない。私はいよいよ描くことを仕事にするよ。大丈夫、どんな絵だって、今の私だから、今の私にしか描けないんだよ。だから愛を込めて、堂々といるよ。」

ーー2016.02.04

1年経って、私は確かに描くことを仕事にしている。全然思った通りにはなってないけれど、思った以上になった事もある。

仕事として描く事で悔しいむしゃくしゃな思いもたくさんした。だけど今、自分が良い物を描くことで喜んで頂ける人々の顔がたくさん浮かぶの。1年間でこんなに多くの出逢いがあった事を、心の底から感謝しています。もっともっと、たくさんの人と出逢いたい。描きたい。描いて1人でも多くの人に喜んで頂けるような、絵が描きたい。それがあまりにも嘘のないまっすぐな気持ちなので、なんだか子供みたいでおかしい。でも本当なの。そのむしゃくしゃの自分の想いよりも、描く仕事ができる喜びの方が今ずっとずっと大きい。子供みたいだけど、大人になったって事だと思う。


今年も田村セツコ先生の横に絵を飾って頂いた。自分で今の自分を創ってきて良かったって本当に思う。いつまで経っても夢のようだ、私は彼女の描く絵が本当に好きなの。小さな頃から1番に。

私も彼女のように本に描きたい。少女たちへ向けて、描きたい。今の仕事も愛してるけど、まだまだ描きたい世界がいっぱいあるよ。描き続ける。これまでみたいに、自分で道を作らなくちゃ。

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