天の川



こっちの毎日は、大学も生活も 東京とぜんぜん違う。
大学はイギリスの海沿いの美大です。学校のまわりは本当にイギリスの田舎の のどかな景色が広がってるの。緑と古いお家がいっぱい。平日は勉強に集中できるよ(笑) ちょっと行くと、海と街と大きな公園があってすごく素敵です。写真見たら、なんだか魔女の宅急便みたい?



ひとりぽっちで飛び込む本当の意味を知った去年からは、魔女の宅急便や千と千尋の神隠しが改めて胸に響く。観たいなぁ。

授業も課題も 家事も、初心者なりに頑張ってるよ。英語はまだまだだし、悔しい恥ずかしい思いもいっぱいしてる。だけど毎日学ぶことがたくさんあります。ミシンを踏んだりパターンを引く作業に、懐かしさを感じてほっとしてる自分がいる。どの先生も、"Does it make sense,right?"とか"Are you happy with it?"ってすごく言うの。少しずつだけど課題が多くなってきました。一番多いのはリサーチです。シャツ1枚作るのに50パターン、Tシャツコレクションデザインするのにも何十デザインとする。そのイメージソースとして、それぞれの課題に対してA3の分厚いスケッチブックを埋め尽くすリサーチを求められます。だから課題に相当な時間がかかる。でもクラスのみんな予想を超える作品をつくるの。それがおもしろいし、負けないようにと頑張れる。先生たちも大好き。文化の授業形式よりも、こちらの方があってると感じる。


でも、部屋でひとり 作ったご飯を食べていて 今まで家族みんなでわいわい食べてた時とか 思い出すと涙が出てしまう。 セツコ先生の本を読んでると、お逢いしたくて涙が出たり・・ 日本を出てからどれほど涙を流したかわかんない。 イギリスに着いてからは 無理に我慢しようとしてたけど、きっとこの気持ちは消えることはない。寂しいなんて当たり前で 涙が出ても弱虫なんかじゃない。寂しさも切なさも受け入れて 歩いていけばいい。 
だい好きなだい好きなご近所物語は、最終巻だけもってきた。ミカコのきもちが、苦しいくらいわかる。


”あたりまえ”なんてないの。何度それを想ったかなぁ。だからひとつひとつに感謝してます。今こうして留学させてもらってる日常も、いつか懐かしく想う日が来るはず。だから今を一生懸命がんばる。

Comments

Popular posts from this blog

11-11-2019

23歳って、おかあさんが結婚した歳。

いつもと違う日曜日なの